自転車旅

【2023→24・年越し冬北海道ツーリング】Day5 藻琴峠

2024年1月1日、元旦。
年越しツーリングも後半戦の5日目。

午前6時、今日も今日とてセコマのパスタを啜りながら行先を考える。
輪行での移動が楽ということで弟子屈を拠点に選んだが、そういえばまだ輪行していないことに気づいた。
ということで、輪行を組み込んだ行程にしようと思い、藻琴峠を越えてオホーツク海沿い、釧路本線を目指すことにした。

弟子屈市街~藻琴峠

午前8時20分、雪が深々と降る中、弟子屈市街を出発し、昨日と同じように国道391号線を北上する。
川湯温泉を通り過ぎたところで、道道102号線 芝桜花街道へと左折。藻琴峠に向けて徐々に標高を上げていく。
空を厚く覆っていた雲が薄くなり、時々光が差し込む。

うねり

藻琴峠の展望駐車公園付近までくると、景色が一気に開け、眼下に屈斜路湖が広がる快走路となる。
ただし、今日みたいに風が強い日は遮るものがないのでとても辛い。
地吹雪が容赦なく吹き付けてくるなかをゆるゆると登っていく。

藻琴峠展望駐車公園から屈斜路湖
自撮りしてみるなど。なお、風で何度も三脚が倒れて困った。
地吹雪

藻琴峠~藻琴駅

午前11時30分、ようやく藻琴峠へ登頂。
いつの間にか再び雲が厚くなり、雪も風も激しくなってきた。
気温はおそらくマイナス二桁、足先もすっかり冷えきってしまい、感覚があまりない。
丸太を押し付けて無理矢理ペダルを回しているような感じ。

このまま弟子屈方面に折り返してもいいかな…なんて案が頭をよぎったが、どうせ下るだけなのでせっかくならまだ見ぬ方へ。
ゴーグルにバラクラバ、さらにネックウォーマーとイヤーウォーマー、ありったけの防寒着を重ねて峠を下った。

12時40分、漸く東藻琴の市街地へと到着。
無事に人里に降りてくることができて心底ほっとした。

ホッとしたらお腹が空いてきたが、流石に元旦にやっているお店はないだろう。
昼食はセコマのホットシェフかな、などと思っていたところ、都合よく営業中ののぼりが立っているのを見つけた。
テイクアウト系のお店のようだけど、直ぐ側に道の駅があるので問題なし。
熱々の揚げたてザンギを受け取り、道の駅 ノンキーランドひがしもことへ。

売店は営業していなかったが、屋内の自販機コーナーが稼働していたのでそこで唐揚げを頬張る。
傍から見ると自販機の前で黙々と唐揚げを口に詰め込む不審者…
熱々のザンギから体に熱とカロリーが補充されていく。

東藻琴 中山商店
ザンギ物語 ¥1,000

道の駅からさらに15km程北上し、釧網本線の藻琴駅へ到着。
歴史を感じる趣のある駅舎、大正13年、約百年前に建てられたものらしい。
当時はさぞ賑わっていたのだろうが、この日電車を待っていたのは自分一人だけだった。

ところで、GWに通った時には駅舎内に喫茶店があったのだで少し楽しみにしていたのだが、2023年10月30日で閉店してしまったらしい…

列車がやってくるまで時間に余裕があったので、駅の裏でオホーツク海を眺めるなど。

午後3時28分、輪行準備を整え、釧路行きの列車に乗り込む。
暖房の効いた社内でウトウトしているとあっという間に摩周駅。
下車するころにはすっかり真っ暗になっていた。

ホテル摩周・夕食

摩周駅で輪行解除し宿へ戻る。
元旦でお店はやっていないだろうと見込んでこの日は夕食をお願いしておいた。
海の幸からステーキまで、しっかり満足できる味とボリュームのメニュー、ありがたや。

ここに連泊するのは今日が最終日。
明日はこの旅の実質的な最終日。
始発の電車に乗って釧路へ移動するので、先に清算手続きを済ませて早めに布団に入った。

走行記録

・ルート:ホテル摩周~藻琴峠~藻琴駅
・走行距離:65.4km ・獲得標高:727m

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