自転車旅

【2023→24・年越し冬北海道ツーリング】Day1 釧路~弟子屈

今年の目標にしていた旅先のひとつ、冬の北海道
Twitterのタイムラインに流れてくる銀世界、自分の目で足で感じてみたくなった

12月28日、まったく納まらなかった仕事を彼方へと放り投げ、輪行で羽田空港へと向かう

輪行開始

空港でリアディレイラーを外し、カウンターへ預ける
この時は空いていて良かったなんて暢気に思っていたが、実はここで特大のミスをやらかしているのに気付くのは少し後の話

破損防止にRDを外す
年末なので心配したが、一応まだ平日なのか空いていてホットした

今回の旅の行程は、12/28に羽田空港から釧路空港へ飛び、弟子屈まで移動、1/2に再び釧路まで戻り、1/3に陸路で青森へ帰省、それ以外はノープランである
というのにも理由があって、あちこち走り回る工程にしてしまうと、天気や路面状況次第では次の宿までたどり着けないことが容易に想像できる
もっと冬のツーリングの経験値があれば上手くリカバリーできるのかもしれないが、今の自分ではまだ経験値不足

そこで弟子屈のホテルに連泊して天気が良い日にあちこち走り回るスタイルにすることにした
弟子屈を選んだ理由は、今年のGWに道東ツーリングをした際、時間の都合で摩周湖や美幌峠などをスルーしてしまったので宿題を回収しに来たというのが一つ

弟子屈についたところで雨雲につかまってしまい、宿に直行した

もう一つは、今回の旅を計画するにあたって参考にさせていただいた103さん(tomyさん)のブログである
美しく旅情あふれる写真の数々と、淡々としながらも旅の情景をありありと思い起こさせる文章、正直私の貧相な語彙力では良さを伝えきれないので是非訪れてほしい、旅人なら絶対に損はしないから

2022年と2023年の2回、この辺りを軸に濃密な旅の記録が記されていて、私もこんな旅がしてみたいと思った
また、冬の旅の計画の立て方もかなり参考にさせていただいた
103さんの記事にもあるように、天候や個人の感じ方、体力…etc.によるところが多くあくまで一例としながら、自分の経験値を加味してあれこれ考えを巡らせた

あとは道東なので雪が少なくて走りやすそうだったり、南北に釧網本線が走っているので輪行を絡めた工程が取りやすそうといったところ

さて、閑話休題
空の旅を楽しみつつ北へ北へと向かっていく
陸路だとほぼ丸一日かかる距離だが飛行機なら約2時間、あっという間についてしまう
文明の利器万歳

ANA741便 東京/羽田11ː35発-釧路13ː10着

12/28 13:10、釧路へ到着、知ってはいたが雪が少ない
後に杞憂だったと知るが、この時はただただアスファルトをスパイクで削るだけになるんじゃないかと心配していた

釧路上空

預けた自転車を受け取り、建物の外で輪行解除…しようとしてアレが見当たらないことに気づく
そう、外したリアディレイラーを取り付けるための六角レンチが見当たらない
まさかと思って荷物をひっくり返しても見当たらず、羽田空港で外した時に置き忘れてきたのだと認めざるを得なかった
普段のトラブルなら嬉々として写真をTwitterに挙げてネタにするのだが、今回は1枚も写真を残してないのが焦りを示している

タクシーで最寄りのホームセンターまで往復するのも考えたが、幸い手持ちのペンチで仮止めできたので何とか開始0kmでのリタイアは回避された

空港を出発し、乾いた路面をスパイクで削りながら釧路駅を目指す
思い描いていた冬の北海道とは少し違ったが、雪はなくとも十二分に気温は低く、気管を通る空気の冷たさや凍った川がここが北海道だと雄弁に語っていた

輪行解除 at 釧路空港
阿寒川

走り出して10数km、道沿いのお店で無事六角レンチ一式を無事入手し、今度はしっかりとリアディレイラーを固定して出発する

ワークハンター946釧路大楽毛店 六角レンチ8本組 ¥340

16:00頃、関東はまだ明るい時間だが、太陽が水平線の下へ潜っていく
関東ではまだまだ明かる時間なのにと驚きながら調べてみると、道東はどうやら関東圏と比べて30分ほど日暮れが速いらしい
明日からの行程考える際にも考慮に入れておく必要があるな、などと考えながら釧路駅を目指す

西港大橋
新釧路川河口
釧路港西区南防波堤東灯台 西なのか南なのか東なのか…

16時、20kmほど走って釧路駅に到着
どんどん暗くなっていく中、手早く輪行準備を済ませ、釧網本線に乗って摩周駅へ

18時、暖かな社内で揺られながらウトウトしているとあっという間に摩周駅へ到着
摩周駅のホームを出ると路面が白く覆われていて、明日からの旅に少し期待が持てそうだった

摩周駅 今回の旅で何度もお世話になる
カチコチに凍った駅前のロータリー

19時、自転車を再び組み上げ、今回の拠点となるホテル摩周さんへ
今回は連泊出来てお財布にも優しい宿を探してここにしたが、館内は綺麗に保たれていて、近くにコンビニや居酒屋もあって大当たりだった
宿の方も親切で、自転車も玄関内に置いていいとのことだったのでご厚意に甘えさせてもらった

ホテル摩周さん 今回は5泊¥26,400

フロントであらかじめ送っておいた着替えなどが詰まったカバンを受け取り部屋へ
シンプルな旅館の一室、連泊なので色々買いだめできる大きめの冷蔵庫がありがたい
セイコーマートで買ってきた旅人御用達のパスタと焼き鳥、PALMビールで乾杯する
もはやこのパスタも何回食べたか分からない、間違いなく両手両足では数えきれない北海道の味
お腹を満たした後は温泉に浸かり、一日の疲れを洗い流して早々に布団に入る
明日の予定は起きてから考えよう…

必要十分な室内
セイコーマート 北海道旅満喫セット
アルカリ性単純泉 やや熱めのさっぱりしたお湯

走ったルート
釧路空港~釧路駅~輪行~摩周駅~ホテル摩周
走行距離:22.6km 獲得標高:37m

Day2に続く

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