【2023→24・年越し冬北海道ツーリング】Day 6 北太平洋シーサイドライン
2024年1月2日
明日は移動日なので実質最終日。
輪行:摩周駅~厚床駅
午前5時50分、自転車乗りの朝は早い。
お世話になったホテル摩周を出発し、摩周駅へ向かう。
天気予報によると最高気温+4℃と随分暖かくなる予報だが、この時間は流石に冷える。
摩周駅で自転車を輪行袋に詰め、6時30分発・釧路行きの列車に乗る。
7時47分釧路駅着
今日の目的地はまだ先だが、荷物を預けるためいったん下車。
着替えやお土産など走るのに余分なものをコインロッカーに預け、再び列車に乗り込む。
花咲線の門静駅から厚岸駅を過ぎて暫くの区間、海岸線の景色や川を氷が覆う景色が美しい。
こういうのも流氷と言っていいのだろうか?
北太平洋シーサイドライン
午前10時4分、厚床駅着
天気予報のとおり既にかなり暖かいので、インナーを一枚脱いで調節する。
GWに走った時に補給できるポイントがないのは分かっているので、駅の近くのセイコーマートでしっかり補給して出発する。
道道988号線を南下して海沿いを目指す。
雪で白く染まった牧場地帯を抜け、本日のお目当て、北太平洋シーサイドラインに合流。
絶景が次々に飛び込んでくるので写真を撮る手が止まらない。
GWに走った時に、ここは絶対冬が似合うと思ってやって来たが、目論見通り大正解だった。
欲を言えば路肩の草が隠れるぐらい雪が深ければ、一層素晴らしい景色になっただろう。
途中、幌戸沼に鴨の群れを見つけたので、草の陰からそっと近づいて撮影してみる。
人慣れしてない鴨達に対して、M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの換算600㎜だとちょっと厳しいものがある。
クロップすると輪郭がぼやけてしまうので、やはりちゃんと野鳥を撮るなら100-400mmにテレコンが必要だろうか…
霧多布岬・霧多布湿原
午後1時半、さらに南下して霧多布の町へ到着。
ここが久々に現れたセイコーマートで補給を済ませて霧多布岬こと湯沸岬へ向かう。
ここでは運が良ければ野生のアザラシやラッコを見ることができ、GWに訪れたときには貴重なラッコの群れを見ることができた。
暫くの間、岩の上や海面をくまなく探してみたが残念ながら動物たちを見つけることはできなかった。
新調した望遠レンズが活躍するかと思ったが、なかなかうまくいかないものである。
いつかもっと群れが大きくなって、ごく普通に見られるようになる日が来るのを祈っておく。
午後2時半、輪行のため、海沿いを離れて道道808号線で茶内駅へ向かう。
緑豊かな湿原を意味するMG(Marshy Grassland)ロードと呼ばれる道だそうだが、流石にこの時期は寂しい色をしている。
冬と春の道東は訪れたので、今度は緑豊かな夏の道東も走り回ってみたい。
輪行:茶内駅~釧路駅
午後3時半、茶内駅到着。
ただ、駅に到着したは良いもの、タイミングが悪く、列車が来るのは2時間後。
駅舎内にいても寒いし暇なので、少し離れたセイコーマートのイートインコーナーで少し時間をつぶす。
そういえばこの旅でまだ食べていないなと思って山ワサビ塩ラーメンを買ったが、案の定ワサビの刺激が強烈で、イートインコーナーでむせる不審者になっていた。
17時半、漸くやってきた列車に乗り込み釧路方面へ。
最終日は気温が高くて路面がベシャベシャになるかと思いましたが、蓋を開けてみると時折陽も差す最終日に相応しい良い一日でした。
ようやくやってきた列車に乗り込み、午後6時51分、釧路駅着。
コインロッカーから荷物を回収し、ホテルにチェックインし繁華街へ繰り出す。
流石に正月休みでどの居酒屋も混みあっていて、満席お断りが続き、次でだめだったら帰ろうとしたところで何とか席にありつけた。
長かったようで短くあっという間だった年越しツーリングを思い返しながら、北海道最後の食事を堪能した。
翌日は移動だけで特に写真は撮っていないので、年越しツーリングを綴った本シリーズはいったんここで締めにしようと思う。
そのうち気が向いたら総集編記事やGoProの映像を動画にまとめたり、装備の紹介なんかもやるかもしれない。
走行距離
・ルート:厚床駅~北太平洋シーサイドライン~霧多布岬~茶内駅
・走行距離:53.7km ・獲得標高:554m